市街地の3階建て店舗併用住宅
「店舗を兼ねた住宅を建てたい」
店舗と一体型の住宅を建てる際は、一層土地選びが重要となります。立地の良い土地は地価が高くなりやすく、今回のお宅を建てた土地も、狭小地ながらも地価は高額でした。
限られた空間を、最大限に活かすために提案したのは、3階建ての住宅にすること。
効率良く仕事をこなし、居住性も充実させるために、極限まで無駄をそぎ落としたプランです。
ギャラリー
玄関
限られた土地に建つ、上方向に延びる家。
集合住宅に挟まれた土地を、最大限に活かすために、3階建ての家づくりを提案しました。
住宅部分へと続く玄関です。
建物脇から玄関へとアプローチできるため、お客さんの目を気にすることなく出入りできます。
住宅部分への玄関は手狭ですが、家の中には、広々とした空間が広がっています。
間接照明を備えた玄関ホール。
仕事を終えて我が家へと帰ってきたときに、間接照明の柔らかな光が、疲れた心身をやさしく受け止めてくれます。
玄関の奥には、店舗へのドアと、2階に続く階段が並びます。
さらに、右手側には扉付きの大型収納を完備。
限られた空間を活用するために、間取りには最大限の気を配りました。玄関ホールのスペースは抑えて、リビングやダイニングといった、家族の集まるスペースは広く取りました。
間接照明部分には、ちょっとした棚を用意。
小物を飾るのも楽しそうですね。
LDK
極限まで無駄をそぎ落とし、空間を有効活用することで生まれた広々としたLDK。
限られた広さの土地でも、空間を上手く活用すれば、広々と快適な住環境をつくれます。
仕事とプライベートの境目が曖昧になりがちな個人事業主は、家でくつろいでいるときでも、ついつい仕事のことを考えてしまいがち。住宅が店舗と一体になっているのなら、なおさらです。
家では心を落ち着けて休んで、明日からまた仕事を頑張れるようにと、空間を一気に落ち着いた雰囲気にしてくれる秘密兵器・間接照明を多めに取り入れました。
空調効率を考え、階段室には扉を設けました。
空間に圧迫感が生まれないよう、扉は擦りガラス製にしました。
大きな収納と窓、極限まで仕切りをなくしたカウンターキッチンのおかげで、実際以上に空間を広く感じられます。
大きな収納と窓、極限まで仕切りをなくしたカウンターキッチンのおかげで、実際以上に空間を広く感じられます。
フラットな天板のキッチン台と、大きな収納が特徴的なキッチンスペース。
キッチン台の天板をフラットにすることで、汚れや水はねをすぐに拭き取り、綺麗なキッチンを維持できます。
収納部分には、扉のないオープン棚も設けました。お気に入りの食器やグラスが、そのままインテリアになります。
画像右側を、目を凝らしてよく見てみてください。
ガラスの仕切りがあるでしょう?
リビングスペースへの油はねを防ぐための仕切りを、ガラス製にすることで、開放感とお洒落さを演出しました。
収納とインテリアを両立する、隠さない収納に興味のある方。自分たちにはどのような収納が合っているのか気になる方は、下記の記事もお読みください!
隠さない収納と隠す収納の違いや、家づくりの前に知っておきたい、家庭に合った収納スタイルの探し方をお伝えします。
寝室/廊下
寝室へと続く廊下です。
玄関ホールと同じように、スペースを抑え、部屋の配置を工夫することで、寝室のための空間を確保しています。
3階には、ベランダへと続く大きな窓付きの寝室があります。
廊下や部屋の配置を工夫することで、限られた土地でありながら、圧迫感の無い広々とした寝室を実現。
窓からの景色を遮るものが少ない3階に寝室を設置したのも、開放感を演出するための工夫です。
大きめのクローゼットも、家具をなるべく置かずに、衣類や小物を整理整頓するための工夫です。
寝室の隣にある個室です。
ライフスタイルや家族構成が変わっても、自由に収納ができるようにと、広めのクロークの中はシンプルに仕上げました。
ベランダ
寝室から続くベランダです。
周りには背の高い建物が並んでいることを考え、3階にベランダを設置。周りの建物による圧迫感を感じないつくりにしました。
浴室/トイレ
洗面室とトイレを隣接させ、水回りを1ヵ所に集約。空間の有効活用と、生活の動線を考えた、効率的な配置です。
仕事の疲れを癒して欲しいと、内装にこだわり、ホテルライクな雰囲気に仕上げました。
窓からよく陽の入る浴室には、大きめの浴槽を採用。
足を伸ばしてくつろいで、1日の疲れを洗い流し、明日も頑張ってくださいね。
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