気密の重要性
省エネ健康住宅の高性能化は外皮(断熱)性能と隙間面積との二つが優れていることが不可欠です。
住宅メーカーがこぞってUa値(外皮平均熱貫流率)がいくつで。。。。
と外皮性能のことばかり公表していますが、C値(隙間相当面積)について、ほとんどふれていません。
なぜならばC値は現場で測定しなければわからないことと、施工の良否で数字が全然変わってくるため公表しにくいということだと思います。
実際に全棟C値を測定しているハウスメーカーをあまり聞きません。
逆に言えばC値を公表することは、良い家づくりを目指す取り組み方を、お施主様にも建築に携わる人々にも伝へられるということにもなると思います。
ではそのC値はどのくらいを目標にすればよいのでしょうか?
ちなみに数値の目安をみてみると
5.0以上 低気密 阪神大震災以前の在来軸組住宅
2.0~5.0 中気密 阪神大震災後の2×4住宅
1.0~2.0 高気密 セキスイハイムなどのハウスメーカー住宅
1.0以下 超高気密 一条工務店、スウェーデンハウスなど
と、いうような感じです。
漏気というのは実は、隙間風がひゅーひゅー入ってくるレベルの話しではなく、外気の風速や温度で自然に起こっているのです。
わかりやすく言うと暖房でやっと温めた空気がそれにより外へ漏れているということ。
1.0という超高気密といえども自然に漏れ出しているということです。
100年の家プロジェクトで目標、実践しているC値は0.36以下です。
この0.36という値は、外的要因に左右されない実質漏気ゼロという数値です。
それを実現させるために重要なのが防湿シートです。
このシートを丁寧に入念に施工することで高い気密性が担保されます。
そしてそのシートは壁の中に湿気を入れない(断熱材を濡らさない)という重要な役割をもっています。
熱くなったフライパンの柄を持つのに濡れた布を巻いて持つことはないですよね?必ず乾いた布で巻いて持つでしょう?
それは濡れた布は熱伝導が良くなるため熱さが伝わるという原理だからです。
つまり濡れた断熱材は外気の冷たさ(暑さ)を伝えてしまい役に立たないということです。
それを避けるための防湿なのです。
室内の空気を漏らさない、そして断熱材が湿るのを防ぐ。
この二つのことが住宅の性能を維持する大切な役目をになっているのです。
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