住宅ローンを1%カット!住宅ローン控除とは?
シエナホームデザインでは、家の間取りや機能性のことだけでなく、住宅ローンのような「お金回りのこと」も、積極的に相談してもらいたいと思っています。
今回は、家づくりのときにほとんどの方が利用することになる”住宅ローン”の負担を軽くする、”住宅ローン控除”について解説します。
住宅ローン控除とは?
住宅ローン控除とは、個人がローンを組んで住宅を建てたときに利用できる”控除”です。家を建てた年から10年の間、住宅ローンを1%控除(差し引き)してもらえます。(特例で現在2022年まで13年間に延長中)
住宅ローン控除は、毎年末のローン残高から1%ずつを、所得税から控除する制度です。例えば2020年の年末に4,000万円のローンが残っていたら40万円を、2021年の年末に3,500万円のローンが残っていたら35万円を、それぞれ所得税から差し引きます。
住宅ローン控除の適用条件
住宅ローン控除には、いくつかの適用条件があります。一般の方(店舗や事務所兼ではない住宅を建てる方)が気にすべきポイントをまとめたので、参考としてお役立てください。
- 10年以上の住宅ローンを組んでいること
- 対象となる住宅の床面積が50平方メートル以上あること
- 家を建ててから6ヵ月以内に住み始めること
- 控除の適用を受ける各年の12月31まで、そこに住んでいること
簡単にまとめると、床面積50平方メートル以上の物件を、10年以上のローンを組んで建てれば、住宅ローン控除を受けられます。
なお、住宅ローン控除の内容や条件は変わることがあります。最新の情報は国税庁のWebサイトから確認できるので、ローンを組む前にチェックしてみてください。
参考:No.1213 住宅を新築又は新築住宅を取得した場合(住宅借入金等特別控除)│国税庁
どのくらいお得か計算してみよう!
では、住宅ローン控除がどのくらいお得なのか、実際に計算してみましょう。
Aさんは令和3年の1月に、5,000万円の住宅ローンを組み、毎月10万円ずつ返済していくとします(年間120万円ずつ返済)。この場合、住宅ローン控除の上限額は40万円です。
年末のローン残高 | ローン残高の1%額 | 控除額(上限40万円) | |
1年目 | 4,880万円 | 488,000円 | 400,000円 |
2年目 | 4,760万円 | 476,000円 | 400,000円 |
3年目 | 4,640万円 | 464,000円 | 400,000円 |
4年目 | 4,520万円 | 452,000円 | 400,000円 |
5年目 | 4,400万円 | 440,000円 | 400,000円 |
6年目 | 4,280万円 | 428,000円 | 400,000円 |
7年目 | 4,160万円 | 416,000円 | 400,000円 |
8年目 | 4,040万円 | 404,000円 | 400,000円 |
9年目 | 3,920万円 | 392,000円 | 392,000円 |
10年目 | 3,800万円 | 380,000円 | 380,000円 |
10年間で、合計3,972,000円が所得税から控除されることになります。
浮いたお金は家族のために
家づくりには、何かとお金がかかります。我が家が建った後も、住宅ローンの返済だけでなく、新生活の資金や子どもたちの学費など、かかるお金はどんどん増えていくでしょう。住宅ローン控除のような制度は、積極的に活用していくべきです。
シエナホームデザインでは、家づくりそのもののことだけでなく、住宅ローンや土地探しに関する相談も積極的に受け付けています。
家づくりは、多くの人にとって初めてのことで、不安だらけだということを知っているからです。私たちは、些細なことでも相談してもらって、少しでも安心して家づくりに臨んでほしいのです。
家づくりに関するどんな悩みや不安でも構いません。何か気になることがあるなら、私たちに、気軽に声をかけてください!
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