【教えて!シエナの家づくり】その9.家の耐久性はどのくらい?

2021年11月15日
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家づくりは多くの人にとって、人生最大の買い物です。わからないことも多い中で、納得できる家づくりをするにはどうすればいいのか。どのハウスメーカー・工務店を信じればいいのかわからないという人がほとんどでしょう。そんな悩みを解決するために、シエナホームデザインの家づくりに関する「100の質問」に答えていきます。第9回の質問は「家の耐久性はどのくらい?」です。

イマドキの家は40~50年は暮らせる

シエナホームデザインに限らず、イマドキの家は40~50年はもつと思っていいでしょう。家を建て、子どもたちを巣立たせ、老後はのんびり過ごす…。きちんとした工務店やハウスメーカーに家づくりを頼めば、そのくらいの期間は問題なく暮らし続けられます。

家を長持ちさせるには「通気」が重要


悪徳な工務店やハウスメーカーにつかまったり、よほどの自然災害に遭ったりしなければ、40~50年はその家で暮らし続けられるでしょう。

ただ、「いつまでも快適に暮らせる家」を建てられるか、家の状態を保てるかは別です。家を常に良い状態に保ち、50年以上済み続けられる家を建てるには、「通気」が欠かせません。

通気とは、壁や天井の内側などの「見えない部分」を換気することです。これができていないと、天井裏や外壁内部などの見えない部分の木が腐ったり、カビが発生したりしてしまいます。木が腐れば倒壊の危険性は高まり、カビが発生すれば家族の健康が蝕まれます。

通気性を高める3本柱


家を長持ちさせるには「通気」が重要です。その通気性を高めるために欠かせないのが、「断熱性」「気密性」「換気」の3本柱です。それぞれなぜ大切なのか、どのようなものなのかを確認しましょう。

断熱性

断熱性は外気温の影響を抑え、室内を暖かく(涼しく)保つために必要なものです。断熱性が高ければ、少ないエネルギー(光熱費)で、快適な室温を維持できます。

通気性を高めるうえでも、この「断熱」は大切です。断熱性が低く、室内と室外の温度差が激しくなると、結露が発生しやすくなります。「結露は窓にできるもの」とイメージされるかもしれませんが、実は壁や天井の内側でも結露は発生します。

断熱性が低いと見えない部分で結露が発生し、その結露がカビや腐食の原因になるのです。

気密性

気密性は省エネで快適な暮らしを保つために、断熱性とセットで必要なものです。断熱性を壁や天井からの放熱を防ぐものであり、気密性は壁や天井からスキマをなくし、熱の逃げ道を塞ぐためのものです。断熱性をいくら高めても、気密が確保されていなければ、暖かい(涼しい)空気は逃げていきます。

つまり、断熱性と気密性をセットで高めなければ、壁や天井などの「見えない部分の結露」は防げません。

そのうえ気密性が低い家、言い換えれば「スキマだらけの家」には、そのスキマからたくさんの湿気を含んだ空気が入ってきます。湿気を含んだ空気が外壁内部や天井に入り、留まれば、当然カビや腐食の原因となります。

換気

換気は家の中の汚れた空気を排出し、外のきれいで新鮮な空気を室内に取り込むためのものです。通気と混同されることの多いものですが、「通気は壁や天井などの内側の空気を入れ替えるもの」「換気は生活の場である部屋の空気を入れ替えるもの」という違いがあります。

換気が悪ければ、当然通気も悪くなります。見える部分も見えない部分もしっかり換気・通気し、汚れた空気や水分を含んだ空気を外に出してあげることで、カビや腐食を防げるのです。

断熱・気密・換気の1つでも欠けると、家が腐る…!

長持ちする家、家族みんながいつまでも健康に暮らせる家を建てるには、「断熱」「気密」「換気」の3本柱が欠かせません。どれか1つでも欠けると家の通気性は低くなり、壁や天井などの内側に湿気が溜まります。

溜まった湿気は木材を濡らし、腐らせたりカビを発生させたりするでしょう。断熱材が湿気を吸収し、水浸しの状態になれば、断熱効果も激減していしまいます。

だからこそ、シエナホームデザインでは断熱性と気密性が高く、換気にも優れた家づくりをしています。これらを高いレベルで確保することは、家を長持ちさせるだけでなく、快適で健康な暮らしにも直結するからです。

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