【教えて!シエナの家づくり】その86.最近流行の間取りは?
家づくりは多くの人にとって、人生最大の買い物です。わからないことも多い中で、納得できる家づくりをするにはどうすればいいのか。どのハウスメーカー・工務店を信じればいいのかわからないという人がほとんどでしょう。そんな悩みを解決するために、シエナホームデザインの家づくりに関する「100の質問」に答えていきます。第86回の質問は「最近流行の間取りは?」です。
最近は効率よく家事ができる家、コストをかけずにおしゃれで使いやすい家を建てたいという方が多いです。具体的にどんな間取りやアイテムが人気なのか、写真つきで紹介します。
最近の流行りはファミリークロークとぐるぐる動線
家づくりを長く続けていると、「家づくりのトレンド」が少しずつ変わっていくのがわかります。シエナホームデザインは建売ではなく注文住宅をメインにしているので、お客さまの要望が時代とともに変わっていくのを目の当たりにしてきました。
最近はファミリークロークとぐるぐる動線がトレンドのようです。
ファミリークロークは、家族全員の衣類をまとめて収納できるスペースです。部屋の1画に造り付けの収納スペースを設けたり、収納専用の部屋(いわゆるウォークインクローク)を造ったりすることが増えました。
ぐるぐる動線とは、家事をするときに一筆書きで移動できる間取りのことです。
たとえばお皿やコップなどの洗い物が終わったら、キッチン台からそのまま脱衣場に移動し、洗い終わった衣類を洗濯機から取り出す。洗濯機から取り出した衣類をそのまま脱衣場に干したり、脱衣場の近くに設置した物干しスペースに移動したり…。
このように、家事動線が一筆書き上にそろっている間取りをぐるぐる動線といいます。
最近は共働きの家庭が増え、家事にかける時間と負担を減らしたいという要望が多くなりました。ぐるぐる動線により家事をするときの無駄な動き、無駄な移動を減らしたいというわけです。
新潟ではバルコニーを造らず部屋干しする家庭が増えている
効率的な家事動線を考えるうえで、「物干しスペース」をどこに設置するのかにもこだわりたいです。スペースの関係で2階に設置することが多いものの、できれば1階に物干しスペースを設けたいという家庭が増えました。
また、最近はバルコニーを造らず部屋干しをする家庭も増えています。新潟は日照時間が少なく、雨や曇りの日が多いです。冬は非常に天気が悪く、外に洗濯物を干せることは少ないでしょう。黄砂が多い土地でもあり、新潟はそもそも外干しに向いていないのです。
バルコニーを造ると外壁部分の凹凸が増え、気密や断熱に対してマイナスになるという事情もあり、シエナホームデザインでは部屋干しをおすすめしています。
最近人気のその他の間取り・アイテム
ファミリークロークやぐるぐる動線、バルコニーを造らずに室内に物干しスペースを設けるなど、最近は効率的な間取りを希望する家庭が増えてきました。これらのほかにも、次のような間取り・アイテムが最近人気です。
シューズクローク
玄関に下駄箱を置くのではなく、靴を片付けるための棚(シューズクローク)を造り付ける家庭が増えました。スペースを広く取り、玄関部分と間仕切りをしてシューズクロークを設けることもあります。広めのシューズクロークには靴はもちろん、自転車や傘、お子さんの部活で使うバットやグローブ、ラケットなども余裕を持って収納できます。
小上がりの和室
和室を造る家庭は減りましたが、その代わりとして、リビングに小上がりの和室(畳スペース)を設ける家庭が増えました。
「たまには畳の上で横になりたい」「でも、和室を造るほどのスペースはない。その分ほかの部屋を広くしたい」という方には、リビングの小上がりがおすすめです。小上がりの床下に引き出しをつけ、収納スペースとして活用することもできます。
造作の洗面化粧台
既製品の洗面台を置くのではなく、オリジナルの洗面化粧台を造り付ける家庭が増えました。造作(オリジナルデザインで、置くのではなく壁や床に造り付ける)家具にはコストがかかりますが、洗面化粧台くらいならコストはそれほどかかりません。低コストでおしゃれなアイテムを造ることで、家づくりの満足度を高められます。
SNSで気になる間取りや家具を見つけたら、写真を保存しておこう
最近は共働きの家庭が増え、家事の負担を軽くするためにファミリークロークやぐるぐる動線などの間取りが好まれるようになりました。特に若い世代は「タイパ(タイムパフォーマンスの略で、時間あたりの満足度のこと)」を重視する人が多く、効率的な間取りの家は今後も増えていくでしょう。
InstagramをはじめとするSNSでいろいろな家の写真を見ることが増えたのも大きいです。シエナホームデザインでも、Instagramの写真を見せながら「こんな間取りにしたい」「こういう家具を造り付けたい」といった相談を受けることが増えました。
ただ、一般の方が写真を見ただけでは、その間取りや家具にどのくらいのコストがかかるのか、そもそも実現可能なのかはわからないかもしれません。SNSで気になる間取りや家具を見つけたら、それをお気に入り登録したり画像を保存したりして、工務店に相談してみましょう。
シエナホームデザインでは電話や問い合わせフォームはもちろん、LINE公式アカウントからの相談も受け付けています。「この間取りってできますか?」「こんな感じの家具ってどのくらいの金額で造れますか?」など、LINEで写真を送ってくれる方も多いです。
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