【教えて!シエナの家づくり】その78.断熱性能はどのくらいがいい?

2024年02月11日
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家づくりは多くの人にとって、人生最大の買い物です。わからないことも多い中で、納得できる家づくりをするにはどうすればいいのか。どのハウスメーカー・工務店を信じればいいのかわからないという人がほとんどでしょう。そんな悩みを解決するために、シエナホームデザインの家づくりに関する「100の質問」に答えていきます。第78回の質問は「断熱性能はどのくらいがいい?」です。

断熱性能は高くなるほど、費用対効果は低くなる!?


断熱性能が高いに越したことはありませんが、「とにかく限界まで断熱性能を高くすればいい」というわけではありません。断熱性能が高くなるほど、費用対効果は低くなるからです。

ここでいう費用対効果とは、イニシャルコスト(建設費)に対してどのくらいランニングコスト(光熱費)を節約できるかということです。断熱性能が高くなるほど一定の室温を室温を保ちやすくなり、少ないエネルギーで冷暖房ができるようになります。

つまり、断熱性能の高い家ほど、冷暖房にかかる電気代・ガス代を節約できるわけです。

もちろん、断熱性能を高めるほどイニシャルコストは高くなります。しかし、イニシャルコストとランニングコストは必ずしも比例しません。ある程度の性能まで達すると、そこから先の断熱性の上がり方(光熱費を節約する力)は緩やかになっていきます。

「お金をかけた割には、あまりイニシャルコストの節約にならない」というポイントがあり、このようなちょうど良いポイントを目指せばいいわけです。

断熱性能よりも大切な「気密性」


断熱性能にはちょうど良いポイントがあります。「断熱材を厚くすればいい」「高性能な断熱材を使えばいい」というわけではありません。適正な厚さ、費用対効果の高い断熱材を選べば良いのです。

また、断熱性だけを高めるのではなく、同時に「気密性」を高めることも大切です。どちらかというと、気密性の方が重要とすらいえます。

気密性とは、室内の空気を外に逃がさない、室外の空気を室内に入れない性質のことです。極端な例ですが、スキマ風が常に吹き込むような家では、断熱性能をいくら高めても意味がありません。

気密性を高めるためには、とにかくスキマを塞いでいくしかありません。壁内や天井裏、床下などの見えない部分のスキマを塞いでいくこと、スキマを作らないような設計をすることが大切です。

たとえばシエナホームデザインでは、電気配線を室外側の壁内に配線しません。配線を通すための穴から、外の空気が入り込むからです。このような地道な努力と工夫でしか気密性は高められません。

断熱性と気密性の目安

省エネで快適な暮らしをするにはどのくらいの断熱性と気密性が必要なのか、目安を確認しましょう。

断熱性能の目安はUa値0.6W/㎡K以下

断熱性能の目安はUa値0.6W/㎡K以下です。Ua値は住宅全体で熱がどのくらい逃げやすいのかを示す数値で、日本語にすると「外皮平均熱貫流率」となります。数値が高いほど熱が逃げやすく、低いほど熱が逃げにくい、つまり断熱性能の高い家ということになります。

気密性の目安はC値0.36c㎡/㎡以下

気密性の目安はC値1.0c㎡/㎡以下ですが、目指すところは0.36以下としたいです。C値は住宅全体のスキマの総量を示す数値で、日本語にすると「相当すき間面積」となります。数値が高いほどスキマ面積が大きく、低いほどスキマ面積が小さい家ということになります。

本来、気流の流れは屋外の風や家の内外の温度差によって影響されます(差が大きいほど漏気が大きくなります)が0.36以下であればそれらの影響も受けないとされています。

ちなみに、シエナホームデザインでは、住宅全体のスキマ面積を0.1以下(切手1枚分)に抑えることもできます。長年の経験と研究、丁寧な施工によりはじめて実現できる気密性であり、C値を低く抑えるのは私たちの十八番です。

コスパを考えるなら換気システムやエアコン選びも重要


ランニングコストの節約を考えるなら、換気システムやエアコン選びにもこだわりましょう。

換気システムは「熱交換システム」の搭載されたものがおすすめです。冬、家から排気する空気は暖かく、外から取り入れる空気は冷たいです。排気する空気の熱を活用し、外から取り入れた空気を暖めてから室内に吸気することで、室内に冷たい空気が入らないようにします。これにより、空調効率をさらに高められます。

エアコンは小さいもの、小部屋用のものほど安く、おすすめは6畳用です。エアコンはいつか必ず故障し、買い替えが必要になります。大部屋用の高いエアコンが必要となると、買い替えのたびに大きな出費が生じることになるでしょう。

シエナの家は6畳用エアコンで全館冷暖房

エアコンは小部屋用の安いものがおすすめといっても、断熱性・気密性の低い家では、6畳用のエアコンで部屋があまり暖まらないでしょう。

シエナホームデザインの家は、6畳用エアコンで家中の冷暖房ができます。気密性と断熱性にこだわり抜いて家づくりをしているので、エネルギー効率が高く、光熱費も抑えられます。

私たちはこれまでずっと、「ストレスフリーな家づくり」を大切にしてきました。暑さ寒さのストレスがない、光熱費を節約するために冷暖房を点けるのを我慢する必要のない家を、私たちは建てています。

気密性の高い家は暖かいのはもちろん、外の雑音もシャットアウトできるので、とても静かです。

ストレスフリーな家に興味のある方は、ぜひ一度、モデルハウスまで遊びに来てください。夏は涼しく冬は暖かく、しかも雑音が入らない静かな空間を、ぜひ体感してみてください。

光熱費をどのくらい節約できるのかも、モデルハウスで実際に検証したデータをお見せしながら説明させていただきます。

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