【教えて!シエナの家づくり】その72.木板張りのメンテナンス周期は?

2023年10月01日
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家づくりは多くの人にとって、人生最大の買い物です。わからないことも多い中で、納得できる家づくりをするにはどうすればいいのか。どのハウスメーカー・工務店を信じればいいのかわからないという人がほとんどでしょう。そんな悩みを解決するために、シエナホームデザインの家づくりに関する「100の質問」に答えていきます。第72回の質問は「木板張りのメンテナンス周期は?」です。

木板張りのメンテナンスは「塗装」

外壁を木板張りにする場合、窯業系サイディングやガルバリウム鋼板などの外壁に比べ、こまめなメンテナンスが必要になります。

木板張りを含め、外壁のメンテナンスは基本的に「塗装の塗りなおし」です。外壁材は紫外線や風雨に常にさらされています。これらから外壁材を守るための塗料を塗りなおすことで、メンテナンスを行います。

メンテナンス周期は2~3年もしくは6~7年


木板張りのメンテナンス周期は使う塗料により異なりますが、短くて2~3年、長くて6~7年です。窯業系サイディングなら10~13年、ガルバリウム鋼板なら15年ほどに一度のメンテナンスで済むことを考えると、木板張りは「かなりこまめにメンテナンスしなければならない外壁」といえます。

木板張りの外壁に使うのは自然の木であり、木は木材になってからも生きて呼吸をしています。この呼吸により木材が収縮をくり返し、塗装がはがれていきます。呼吸をする分、ほかの外壁材よりも早く塗装がはげてしまうのです。

ちなみに、塗装に使う塗料はオイルステイン(メンテナンス周期2~3年)やウレタン系の塗料(メンテナンス周期6~7年)が主です。

オイルステインは浸透タイプで、木材に塗料が染み込み、濡れたようなツヤが出ます。メンテナンス周期は短く手間がかかりますが、高級感を演出できます。

ウレタン系の塗料は塗装しやすく汚れが付きづらく、比較的安価に手に入ります。表面をコーティングすることで光沢感も出るので、高級感も申し分ありません。木板張りの塗料には、基本的にはウレタン系がおすすめです。

DIYでメンテナンスすることもできるが…

外壁用の塗料はホームセンターで売られています。新潟市周辺でいえば、イオンモール新潟南付近の「スーパーセンタームサシ新潟店」や亀貝の「コメリパワー新潟西店」のような大きなホームセンターなどが品揃えがいいでしょう。

ただ、外壁の塗りなおしを自分(DIY)でするのはあまりおすすめできません。

外壁全体を塗りなおすとなると、足場が必要になるからです。専門業者に依頼し足場を組んでもらうこともできますが、「慣れていない」「十分な装備がない」状態での高所の作業は危ないです。

何より塗装には想像以上の手間がかかります。まずは下地を洗浄し、下塗り・中塗り・上塗りと何回も塗り重ねていかなければなりません。外壁全体を自分で塗りなおすとなると、あまりの広さに心が折れてしまうでしょう。

「DIYが趣味で自宅に自分で手を入れてみたい」という方には、手の届く部分を少しだけ塗りなおしてみたり、外壁ではなく内壁をDIYしたりすることをおすすめします。

長く暮らす場所だから、家づくりでは「メンテナンス」のことまで考えたい

木板張りの魅力は「素材そのままの自然な風合いが感じられること」「時間の経過とともに風合いが増していくこと」でしょう。

ただ、ここまでお伝えしてきたように、木板張りの外壁はメンテナンスが大変です。外壁材に限らず、家づくりについて考えるときは、施工費だけでなくメンテナンスの費用や手間にも目を向けなければなりません。

外壁材の選び方を知りたい方、具体的な費用のシミュレーションをしてみたい方は、シエナホームデザインまでお気軽にお問い合わせください。LINEで気になることをちょっとだけ聞いてみたり、ビデオ通話で相談に乗ったりもできます。

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