【教えて!シエナの家づくり】その71.シーリングの寿命やメンテナンス周期は?
家づくりは多くの人にとって、人生最大の買い物です。わからないことも多い中で、納得できる家づくりをするにはどうすればいいのか。どのハウスメーカー・工務店を信じればいいのかわからないという人がほとんどでしょう。そんな悩みを解決するために、シエナホームデザインの家づくりに関する「100の質問」に答えていきます。第71回の質問は「シーリングの寿命やメンテナンス周期は?」です。
そもそもシーリングとは?
シーリングとは外壁やサッシの枠などの継ぎ目を埋めることです。隙間を埋めたり水の侵入を防いだりする目的で使われ、「コーキング」とも呼ばれます。
どんな外壁材を使うのかにもよりますが、外壁はボードやパネルを何枚も貼り付けて施工することが多いです。このボードやパネルの継ぎ目・スキマをペースト状のシーリング材で埋めることで水の侵入を防ぎます。
外壁に使ったシーリングの寿命は5~10年
シーリング材は室内に使えば長持ちしますが、外壁に使う場合は5~10年ほどしかもちません。外壁まわりのシーリングは紫外線や雨などにさらされているため劣化が早いのです。シーリングが劣化してくると弾力が失われ、縮んでヒビ割れを起こします。
シーリングは外壁と一緒にメンテナンスすることが多い
シーリングのメンテナンスには「増し打ち」と「打ち替え」の2つの方法があります。
増し打ちは既存のシーリングの上から新しいシーリングを打つ方法です。打ち替えでは古いシーリングを取り除いてから新しいシーリングを打ちます。
ただ、シーリングのメンテナンスは外壁のメンテナンスと一緒に行われることが多いです。外壁のメンテナンス周期は10~15年ほど。シーリングの寿命は5~10年なので周期が合いません。あまりにも劣化している場合は部分補修をした方がいいですが、5年周期でシーリングのメンテナンスをするのは少し大変でしょう。
シーリングに頼った防水は危険!水が入ってくる前提で施工をすることが大切
シーリングと外壁ではメンテナンスの周期が合いません。外壁とは別にシーリングのメンテナンスをすることもできますが、これは少し大変です。
だからこそ、シーリングに頼った防水は危険なのです。シーリングはあくまでもプラスアルファ程度に考え、「シーリングが劣化して水が浸入することを想定した施工」をする必要があります。多少水が入るくらいなら外から見てわかるような影響はないかもしれませんが、断熱材が濡れてしまい、断熱性能が落ちることが考えられます。
シエナホームデザインでは「水の侵入経路を減らすこと」「水が入ってきてもすぐに抜けること」を重視して家づくりをしています。雨水はどこから入ってくるかわからず、水の侵入を完全に防ぐことは難しいからです。
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