【教えて!シエナの家づくり】その56.地盤改良の方法は?

2022年07月15日
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家づくりは多くの人にとって、人生最大の買い物です。わからないことも多い中で、納得できる家づくりをするにはどうすればいいのか。どのハウスメーカー・工務店を信じればいいのかわからないという人がほとんどでしょう。そんな悩みを解決するために、シエナホームデザインの家づくりに関する「100の質問」に答えていきます。第56回の質問は「地盤改良の方法は?」です。

地盤改良の方法は土質を見て、工務店に選んでもらう


地盤の調査や改良なしで家を建ててしまうと、後から建物が沈下したり床が傾いたりといったトラブルにつながりかねません。

仮に地盤調査なしで家を建て、結果的に何のトラブルも起こらなかったとしても、心のどこかに不安は残るでしょう。家は何十年と暮らす場所で、何かあったときの修繕費も高額になりやすいですから、精神的な安心感を得るためにも、リスクヘッジのためにも、地盤の調査や改良は欠かせません。

さて、地盤調査の結果、家を建てる前に地盤改良が必要になることもあります。改良工事の方法によってコストも変わってきますから、施主さんとしては、なるべく安価な方法を選びたいと思うかもしれません。

しかし、地盤工事は土地や土の質を見て、それに合った方法を選ぶことが大切です。施主さんが決めるというよりは、地盤調査の結果とコストを見て、最適な方法を工務店から提案するのが普通です。

ただ、どんな方法があるのかを知っておけば、家づくりの不安も軽くなるでしょう。一般的な住宅を建てるときの、ポピュラーな工事方法を2つ紹介します。

地盤の表面を改良する「表層改良」

表層改良は地盤の表面だけを改良する方法で、改良する深さにもよりますが、比較的リーズナブルに地盤改良ができます。

土地表面の柔らかい地盤全体を改良する工法で、表層から1mほどの深さまで、土とセメントを混ぜ合わて硬い地盤を作ります。地面の中にコンクリート屑のような残存物があり、深いところまで杭を入れられないときによく使われる工法です。

少し前まで主流だった工法ですが、最近では次に紹介する「柱状改良」がポピュラーになってきています。

硬い地盤まで杭を埋め込む「柱状改良」

柱状改良は「改良杭」と呼ばれる杭を地中深くまで埋め込み、その杭で建物を支える方法です。地中2~8mほどまでやわらかい地盤が続いているときに使われる工法で、こちらも比較的リーズナブルに地盤改良ができます。

土地の状況によって杭の材質は変わり、それによりコストに差が出てきます。ただ、この材質もコストで選ぶというよりは、状況に合ったものを選ぶことが大切です。工務店からその土地に合っていて、しっかりと建物を支えられる材質(方法)を提案してもらえますから、話をよく聞いて決断するといいでしょう。

保証つきの改良工事を選ぶのが大切


地盤改良は工務店から最適な方法を提案してもらえますから、施主さんが悩むことはあまりないでしょう。施主さんが意識すべきは、「その工事に保証はついているか?」です。

地盤改良工事には保証つきのものがあり、「改良工事をしたのに建物が傾いてしまった」というようなときに保証してもらえます。

地盤調査にも保証つきのものがあり、「改良工事は必要ないと言われたからそのまま家を建てたのに、工事をしなかったことが原因でトラブルが起きた」という場合に保証が受けられます。

地盤は大切な我が家と、家族の生活を支えている

多くの人にとって、家は人生最大の買い物ですし、何十年も暮らす場所です。子へ孫へと、我が家を受け継いでいきたいと考えている人もいるでしょう。そんな我が家を支えるのが「地盤」です。地盤は単に建物を支えているのではなく、家族の生活をも支えています。

だからこそ、多少のコストをかけてでも、しっかりとした調査と改良が必要なのです。安心感や万が一への備えとして、保証つきの地盤調査・地盤改良を選びましょう。

コストがかかるといっても、一般的な住宅用の土地で用いられる地盤調査・地盤改良で、莫大な費用がかかることはそうありません。ただ、このような専門的な話は一般の方にとって取っ付きにくいものでしょうし、不安を抱えている方もいるでしょう。

地盤の調査や改良工事について気になることがある方、コストについて具体的に知りたい方は、シエナホームデザインまでお気軽にご相談ください。専門用語は使わず、難しい話もわかりやすく噛み砕いてお話します。

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