【教えて!シエナの家づくり】その55.地盤調査は必要?どの方法がいいの?
家づくりは多くの人にとって、人生最大の買い物です。わからないことも多い中で、納得できる家づくりをするにはどうすればいいのか。どのハウスメーカー・工務店を信じればいいのかわからないという人がほとんどでしょう。そんな悩みを解決するために、シエナホームデザインの家づくりに関する「100の質問」に答えていきます。第55回の質問は「地盤調査は必要?どの方法がいいの?」です。
地盤調査は2000年頃から普及し始めた
今では、住宅を建てるときに地盤調査をするのが普通になりました。しかし、地盤調査が当たり前になったのは最近で、2000年頃から普及し始めました。
この時期はちょうど、「欠陥住宅」という言葉が生まれた時期と重なります。「建物が沈下した」「床が斜めになった」というニュースが増えた時期でもあり、30代より上の方は、子ども時代に欠陥住宅に関するテレビ番組を見た記憶のある方も多いのではないでしょうか。
ちなみに、シエナホームデザインのWeb担当もちょうどこの年代で、子ども心に「家づくりって大変なんだな」「どの会社がいいかなんて僕にはわからないから、ちゃんとした家ができるかどうかは運任せってこと…?」などと感じたことを覚えています。
住宅の地盤調査は「スウェーデン式サウンディング法」がおすすめ
一般的な住宅は小規模な工事・建築になるため、大掛かりな地盤調査は必要ありません。基本的には「スウェーデン式サウンディング法」という方法を用いることになります。
サウンディング法は小さな機械で地盤調査ができるため、住宅用の小さな土地にも問題なく入っていけますし、調査価格も割安です。
スクリュー状の鉄の棒(ロット)を地面に食い込ませていき、そのときの回転数や、ロットがどのくらい地面に入っていったかといったことから地盤の状態を確かめます。
地盤改良が必要なときは?
地盤調査の結果、地盤改良が必要になることもあります。たいていは「表層改良」か「柱状改良」という方法を取ることになりますが、そこまで高額になることはないでしょう。
ただ、地盤改良の方法はコストで選ぶものではありません。地盤の状態を見て、それに合った方法を選ぶことが大切であり、このあたりは工務店に任せることになるでしょう。
詳しくはこちらの記事で解説しているので、興味のある方、不安な方はぜひお読みください。
地盤改良が不要なときは?
地盤調査の結果、「地盤改良をしなくても大丈夫」とわかることもあります。この場合、調査のコストがもったいないと感じるかもしれませんが、そんなことはありません。
地盤調査をせずに家を建てた結果、10年後、20年後にトラブルが起きてしまっては目もあてられません。トラブル回避のために地盤調査は欠かせませんし、調査・改良をしておくことで、心理的な安心感も得られます。
何より、地盤調査には保証がつくものもあります。「この土地は地盤改良をしなくても大丈夫ですよ」と言われ、地盤改良をせずに家を建てたとしましょう。それが原因で、後々トラブルが起こったとしても、保険で対応をしてもらえるわけです。
地盤調査は最低限のリスクヘッジ
地盤改良が必要になるとしても、不要になるとしても、地盤調査はしておくべきです。改良が必要な土地に何もせず家を建ててしまうのはトラブルの元ですし、改良が不要になるとしても、調査会社の保証がつきます。地盤調査はリスクヘッジという意味で、とても大切なものです。
ただ、地盤調査や地盤改良というものは、間取りやデザインを考えるのと違い、施主さんにとって楽しいものではないでしょう。「なんだか難しそう」「お金がたくさんかかりそう」というイメージを持つ方も、多いかもしれません。
シエナホームデザインでは、家づくりや土地選びについて、なるべくわかりやすい言葉でお話しすることを大切にしています。地盤調査についても、できるだけわかりやすく説明し、たくさんの施主さんの不安を解消してきました。
家づくりについて不安なことがある方は、私たちに相談してみてください。
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