【教えて!シエナの家づくり】その47.建物の形をシンプルにすると、家づくりのコストは下がる?
家づくりは多くの人にとって、人生最大の買い物です。わからないことも多い中で、納得できる家づくりをするにはどうすればいいのか。どのハウスメーカー・工務店を信じればいいのかわからないという人がほとんどでしょう。そんな悩みを解決するために、シエナホームデザインの家づくりに関する「100の質問」に答えていきます。第47回の質問は「建物の形をシンプルにすると、家づくりのコストは下がる?」です。
建物の形をシンプルにすると、家作りのコストは下がる
家づくりのコストを抑える方法の中でも、「建物の形をシンプルにする方法」はおすすめできます。施工費のコストカットには次のような方法もありますが、それぞれデメリットも大きいです。
【施工費をカットする方法と、それぞれのデメリット】
- 建物を小さくする:効果は高いが家が狭くなる。ちょうどいい大きさを模索しよう
- 安い材料を使う:選んではいけない材料もあり、使うものを間違えると将来のリスク増
- アウトレット品を使う:材料と同じく選んではいけないものがある。コストダウンの効果も低め
- 断熱性や気密性を落とす:コストダウンにはなるが、それ以上に将来の光熱費が上がる
これらに対し、建物の形をシンプルにすることには特筆すべきデメリットがありません。強いて挙げるなら「デザイン面での妥協が必要」というデメリットがあるものの、これは「異素材の組み合わせ」「シンプルイズベストなデザインの追及」など、カバーする方法はいくらでもあります。 さらに、建物の形をシンプルにすることには「構造的にも丈夫になる」「機能性も高くなる」など、ほかのメリットも多いです。
形をシンプルにするとコストが下がる理由
複雑な形の建物と、シンプルな形の建物。機能や使う材料が同じなら、どちらが安くなるかは何となくイメージできるでしょう。シンプルな形の建物の方が低いコストで建てられる理由は、「外壁の面積が増える」「手間がかかる」などです。 複雑な(凹凸の多い)形の建物は外壁の面積が増え、専用の部材がたくさん必要になります。高額な部材をたくさん使うため、増えた面積(部材)分、家づくりにかかるコストも高くなるでしょう。 凹凸の多い、複雑な形の建物を建てるには、手間もかかります。手間がかかれば施工費もかさみ、工期も長くなるでしょう。
シンプルな家は、構造的に丈夫になる
シンプルな形の家は、構造的にも丈夫になります。 普通、丈夫な家を建てようと思えば、かかるコストは上がります。もちろん、耐震・耐風性能をきちんと高めようと思えば、コストアップは避けられません。 ただ、「構造的な丈夫さ」という意味では、建物の形をシンプルにするだけでも高められます。 凹凸のある建物よりも、シンプルな箱型の建物の方が丈夫です。2階建て以上の住宅なら、上下階の壁の位置が合っていた方が丈夫になります。2階部分がせり出したような形は、1階部分にかかる負担も大きいです。
凹凸が少ない家は、機能性も高くなる
外壁面の凹凸が少ない家の方が、機能性も高めやすいです。凹凸の多い家は外壁面の「角」が多くなり、断熱材の劣化しやすい部分が増えたり、気密性を確保しにくくなったりします。 外壁はもちろん、屋根の形もシンプルなものが好ましいです。複雑な形の屋根は雨漏りしやすくなり、後々のメンテナンスが大変になります。 施工費を抑えるためにも、その後の暮らしやすさを考えても、シンプルな形の家がおすすめです。
デザイン、コスト、暮らしやすさ…。バランスの取れた家づくりの相談はシエナまで!
建物の形をシンプルにした方が、家づくりのコストは低くなり、その後の暮らしやすさは向上します。メンテナンスにかかる費用(ランニングコスト)を考えても、シンプルな形にするメリットは大きいです。 ただ、「せっかくの家づくりだし、デザインにもこだわりたい!」という方も多いでしょう。 そんなときは、外壁の素材や色を部分的に変えて、アクセントをつけるのがおすすめです。例えば、窯業系サイディングと金属系サイディングを組み合わせたり、色を大胆に切り替えてみたりといったことができます。これらとは反対に、統一感にとことんこだわったり、シンプルイズベストを追求したりするのもいいでしょう。 デザイン、コスト、暮らしやすさ。これらのバランスの取れた家づくりを、シエナホームデザインは得意としています。どんな家が建てられるのか、コストを抑えながら満足度を高めるために何ができるのか、まずはお気軽にご相談ください。 LINE公式アカウントから、気軽に聞いてみる 来店予約はこちらから
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