家づくりは多くの人にとって、人生最大の買い物です。わからないことも多い中で、納得できる家づくりをするにはどうすればいいのか。どのハウスメーカー・工務店を信じればいいのかわからないという人がほとんどでしょう。そんな悩みを解決するために、シエナホームデザインの家づくりに関する「100の質問」に答えていきます。第40回の質問は「コスパのいい、住宅設備の選び方は？」です。

コスパを考えるなら、「標準仕様」の設備がおすすめ

家づくりにかかるコストを抑えたいなら、キッチンやお風呂に使う設備に「標準仕様」のものを選ぶのがおすすめです。標準仕様といっても、メーカーがおすすめする標準的な製品のことではありません。「その工務店が標準的に使っているもの」のことです。「標準製品」ともいいます。

標準製品は、それ以外の製品と比べて安く使えます。安いといっても、品質が低いわけではありません。

その工務店がもっともたくさん使っている、おすすめ製品が標準製品です。おすすめ製品はほかの製品と比べてたくさん使うことになるため、工務店とメーカーで「この商品をたくさん入れるから、その分価格を安くしてほしい」という交渉が成り立ちます。

例えば新潟にも「業務スーパー（チャレンジャー）」や「ラムー」といった、ほかのお店よりも安いスーパーがあるでしょう。これらのスーパーが商品を安く販売できるのは、大量仕入れにより仕入れ価格を下げているからです。標準製品が安い理由も、これと同じだと思って構いません。

基本は標準製品がおすすめだけど…？

キッチンやお風呂に特にこだわりがないなら、コスパに優れた標準製品がおすすめです。シエナホームデザインにも標準製品はあり、キッチンカウンターは食洗機つきでシンクも広い使いやすいもの、ユニットバスは足を伸ばしてお湯に浸かれる大きな浴槽のものを選んでいます。

ただ、料理が趣味で家族と一緒にキッチンカウンターに立ったり、ホームパーティを頻繁に開いたりする方。お風呂にのんびり浸かるのが好きで、ユニットバスでは物足りない方もいるでしょう。

このような方はもちろん、標準製品ではない製品を選ぶこともできますし、標準製品をちょっと工夫して使う方法もあります。

料理好きなら”アイランドキッチン”を

料理が趣味の方や家族みんなで料理をするご家庭、友だちを集めてホームパーティを開くご家庭には、ちょっと大きめなキッチンカウンターがおすすめです。

標準仕様の「ペニンシュラキッチン（キッチンカウンターの一面だけが壁に接しているタイプ）」よりも、「アイランドキッチン」を選んだ方が、生活の満足度は高くなるかもしれません。

アイランドキッチンは、キッチンカウンターのどの面も壁に接していないタイプです。キッチンカウンターを上から見ると、独立した島のように見えることからアイランドキッチンと呼ばれます。

それ以外のタイプよりもキッチンカウンターが大きく、作業スペースを広く取れます。壁から独立しているため、大勢でカウンターを囲んで作業をしたり、できた料理を運んだりもしやすいでしょう。

価格は割高で、広いスペースも必要ですが、とにかく使い勝手のいいキッチンカウンターです。

洗い物が多いなら”ドイツ製食洗機”を

お皿やコップなどの洗い物が多いご家庭には、大きくて高性能な「ドイツ製食洗機」もおすすめです。

ドイツ製の食洗機は日本のものより大容量で、たくさんの食器を一度に洗えます。洗浄に使うお湯の温度も高く、食洗機のとびらを開けておくだけで、洗い終わったお皿がすぐにきれいに乾くでしょう。

こちらもそれなりの値段がしますが、家事に使う時間を節約できるはずです。一度の洗い物で節約できる時間はほんの少しかもしれませんが、家事は毎日のことです。「ちりも積もれば山となる」というように、トータルで見れば相当な時間を節約できるでしょう。

キッチンカウンターの種類や食洗機について、もっと詳しく知りたい方には、こちらの記事もおすすめです。

【教えて！シエナの家づくり】その19．キッチンの特徴と作り方

標準仕様のユニットバスを、”吹き抜けの浴室”に

シエナホームデザインでは、お風呂を「吹き抜けの浴室」にすることもできます。

吹き抜けの浴室とは、お風呂に天井がなく、2階や3階などの「家の天井」までつながっている浴室です。ただでさえ広々としたこの吹き抜け天井に「天窓」をつければ、信じられないくらいの開放感が得られます。

吹き抜けの天井付近の壁に開口を設ければ、お風呂で出た水蒸気を有効活用して、家中を加湿することもできます。新潟は冬が長く厳しいので、この加湿効果は嬉しいです。喉風邪やインフルエンザの予防にも役立ちます。

この吹き抜けの浴室はオーダーメイドに見えるかもしれませんが、実はユニットバスの天井を抜いて作っています。標準仕様のユニットバスを使えば、きっと想像よりも安く、伸び伸びできるお風呂が作れるでしょう。

お風呂の作り方や吹き抜けの浴室についてもっと詳しく知りたい方には、こちらの記事もおすすめです。

【教えて！シエナの家づくり】その24．浴室の特徴は？

標準製品にプラスアルファの工夫をするのが、シエナ流

シエナホームデザインでは、よりストレスのない暮らしを、なるべく安価でつくることを大切にしています。住宅設備にお金をかけるのもいいかもしれませんが、それで家づくりのコストが高くなれば、住宅ローンの返済が大変になるでしょう。これでは、「お金のストレス」が増えてしまいます。

私たちなら、安価なユニットバスを使っても、広々としたお風呂を作れます。大きな食洗機で家事の時間を節約したり、アイランドキッチンで家族みんなで料理をしたり、理想の生活スタイルは人それぞれでしょう。

家族一人ひとりの生活スタイルや価値観を聞いて、どこにどのくらいお金をかけるべきか、私たちに相談してみてください。

シエナホームデザインの標準設備や、記事で紹介した「ちょっとした工夫でより良い生活を手に入れる方法」に興味のある方は、下記リンクからぜひお問い合わせください。どんなに小さなことでも構いませんので、ご相談をお待ちしております。

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