【教えて!シエナの家づくり】その13.間取りの特徴は?
家づくりは多くの人にとって、人生最大の買い物です。わからないことも多い中で、納得できる家づくりをするにはどうすればいいのか。どのハウスメーカー・工務店を信じればいいのかわからないという人がほとんどでしょう。そんな悩みを解決するために、シエナホームデザインの家づくりに関する「100の質問」に答えていきます。第13回の質問は「間取りの特徴は?」です。
間取りは「家族の動線」を考えて作る
シエナホームデザインでは、「家族の導線」を考えて間取りを作っています。導線には、朝の身支度やトイレ、食事などの、家族の生活の動きを表す「生活動線」。料理や洗い物、洗濯などの家事をするときの移動経路である「家事動線」があります。 これらの導線は、家族みんなが気持ちよく過ごすための大切なものです。例えば、洗面台やトイレが空くのを待たなくて済むような間取りなら、朝の忙しい時間もストレスにならないでしょう。
一筆書きの家事動線へのこだわり
私たちが間取りを作るうえで、特に大切にしているのが「一筆書きの家事動線」です。 洗濯機を回してから料理を始め、洗濯が終わったらお鍋に火をかけながら物干しをする。乾いた洗濯物を取り込み、畳んだら、収納スペースに片付ける。 このような一連の流れを、最小限の移動経路でできるようにするのが一筆書きの家事動線であり、効率的な間取りです。そのために、シエナホームデザインでは次のような工夫をしています。
【効率的な間取りのための工夫】
- 料理や使った食器をすぐに運べるよう、キッチンカウンターと食卓を隣接させる
- キッチンカウンターと脱衣場(洗濯機)を一直線上に配置する
- 物干し場とファミリークロークを同じ階に、なるべく近く配置する など
LDK併設のファミリークローク
シエナホームデザインでは、効率的な家事動線を作るために、「LDK併設のファミリークローク」を提案することが多いです。 ファミリークロークとは、家族全員分の着替えを片付けておける、ウォークインクローゼットのことです。LDKにファミリークロークが併設されていれば、料理や洗い物をしながら、空いた時間で洗濯物を片付けられるような「効率的な家事」ができるでしょう。 LDK併設のファミリークロークがある家では、どんな風に家事が進んでいくのか、そのイメージを紹介します。
物干しスペースも1階がベター
LDK併設のファミリークロークがあるなら、1階(同じ階)に「脱衣場兼物干しスペース」を作るのがおすすめです。脱衣場を広く取り、物干し竿を天井から下げられるようにしておけば、洗濯機から取り出した衣類をそのまま干せます。 物干しスペースやファミリークロークを次のように配置すれば、乾いた洗濯物を片付けるときも楽でしょう。
もしくは、
LDKに吹き抜けの階段を作るのもおすすめ
脱衣場や1階に十分な広さがなく、2階に物干しスペースを作るなら、階段はLDKに作りましょう。次のような導線を作れば、塗れた洗濯物を運ぶ距離を短くできます。
乾いた洗濯物を取り込むときも、次のようにスムーズに移動できます。
一度の移動距離はそう変わらないかもしれませんが、家事は毎日のことです。このような工夫で細かく時間を節約すれば、その分家事のストレスも軽くなるでしょう。 何より、吹き抜けのLDKは開放感があり、気持ちの良いものです。階段はそもそも吹き抜け空間なので、LDKの吹き抜けとまとめてしまえばスペースの無駄もありません。
和室の代わりに「畳スペース」を作る
最近では和室を作るお家は減ってきています。しかし、日本人の遺伝子には「畳への郷愁」のようなものが刻み込まれていますし、外国の方でも畳に憧れる人は多いでしょう。「和室を作るほどではないけど、畳で寝転がれる場所は欲しい」という家族は多いです。 そんな場合は、リビングの角や端の方に、3~4畳ほどの畳スペースを設けてみてください。家族と話したりテレビを観たりしたまま、畳で寝転がることもできますし、ほのかに畳の香りがするリビングというのもいいものです。 スペースに余裕があるなら、リビングの畳スペースを小上がりにするのもいいでしょう。小上がりなら、足腰が弱くなってきたときに腰掛けられて便利です。小上がりの下を収納スペースとして有効活用することもできます。
LDKを中心に、家族みんなが暮らしやすい間取りを作る
シエナホームデザインでは、LDKを中心に間取りを考えています。LDKは家族みんなが集まるだけでなく、家事をするときの中心地であり、中継地点でもあるからです。 キッチンカウンターと一直線上にある「脱衣場兼物干しスペース」、洗濯物を畳むときにも便利な「畳スペース付きのリビング」、そこに併設された「大きめのファミリークローク」など、家事に使う空間はコンパクトにまとまっていると便利です。 もちろん、狭小地に家を建てる場合でも、工夫次第で「家事のしやすい家」「家族みんなが暮らしやすい家」は建てられます。 「この土地じゃ無理だろうなぁ…」と諦めず、まずは気軽に、思い付いたことを何でも相談してください。
CONTACT
資料請求・見学予約受付中