【教えて!シエナの家づくり】その100.家の完成前にやることは?
家づくりは多くの人にとって、人生最大の買い物です。わからないことも多い中で、納得できる家づくりをするにはどうすればいいのか。どのハウスメーカー・工務店を信じればいいのかわからないという人がほとんどでしょう。そんな悩みを解決するために、シエナホームデザインの家づくりに関する「100の質問」に答えていきます。第100回の質問は「家の完成前にやることは?」です。
登記に関連すること
家を建てたり買ったりするときは、その建物に関する情報を登録する「登記」が必要です。注文住宅の場合、表題登記と所有権保存登記の2つが必要になります。
表題登記
表題登記は、建物を新築したときに必要になる登記です。建物の所在地や種類、床面積などの情報を登記していきます。
なお、この表題登記は建築から1ヵ月以内に済ませなければなりません。申請せずにいると、10万円以下の過料に処されることもあるため、早めに済ませましょう。
所有権保存登記
所有権保存登記も、建物を新築したときに必要になる登記です。その建物の最初の所有者が誰かを登記します。
ちなみに、建売住宅の場合は建物の所有権が移動します。この際は「所有権移転登記」が必要です。注文住宅と建売住宅で必要な登記は異なることを、頭の片隅に置いておきましょう。
抵当権の設定
住宅ローンを組んで家を建てたときに必要になるのが、抵当権の設定です。抵当権とは、ローンを組んで購入した土地や家に、金融機関が設定する権利のことです。住宅ローンの支払いができなくなったとき、その土地や家を金融機関が取得できるという権利です。
なお、住宅ローンを3~6ヵ月滞納すると、この抵当権が実行されます。こうなると、その土地や家は競売に出され、売られてしまいます。
また、住宅ローンを完済すると抵当権は抹消できますが、これには末梢の手続きが必要です。手続きをせずにいると、土地や家を売却するときに支障が出ることもあるので、これも早めに済ませましょう。
銀行関係の手続き
住宅ローンを組む場合、銀行と金銭消費貸借契約(金消契約)を結びます。これは、お金の借入と返済に関する約束事を決める契約です。なお、この金消契約は工務店や不動産会社とではなく、購入者と金融機関が結びます。
住宅ローンの本審査に通ると、融資が正式に決まります。その後、融資実行日の1週間~1ヵ月ほど前に、金消契約を結ぶことになります。この流れを経て住宅ローンが実行されるわけですが、この際、さまざまな書類を用意したり、サインをしたりしなければなりません。
ここでは新しい住所(新築した家の住所)の印鑑証明や住民票が必要です。早めに取り寄せておきましょう。
生命保険の加入
一般的に、住宅ローンの返済中は、団体信用生命保険(団信)と呼ばれる生命保険に加入します。これは、住宅ローンの残債が保険料になる生命保険です。
団信は、住宅ローンの契約者が死亡したり、所定の高度障害状態となったときのために加入します。このようなとき、生命保険会社が住宅ローンの契約者に代わり、ローンの残高に相当する保険金を銀行に支払います。
なお、団信の保険料は住宅ローンの金利に含まれているのが普通で、別途支払いをする必要はありません。
家具・家電の手配
新築した家の中に、家具や家電は何もありません。カーテンすらありません。これらを手配しておかないと、引っ越しをしてからの生活がままならないでしょう。
特に忘れがちなのがカーテンで、入居前に手配しておかないと、引っ越しした時点でカーテンがないことになります。外から丸見えの状態で荷解きをしなければならず、落ち着かないでしょう。寸法をメモし、早めに購入しておきましょう。
引っ越し作業の準備
引っ越し屋業者が下見をすると思いますが、引っ越し当日の作業の準備もしておきましょう。
例えば、2階にベッドや机などの大きな家具を上げる場合、どのようなルートで上げるのか確認しておかなければなりません。今は階段に手すりを付けることが法律で義務付けられています。手すりは必ずあり、手すりの分階段が狭くなるので、それを踏まえて家具の移動ルートを考えましょう。
場合によっては、窓やバルコニーから家具を運び入れることになります。大きな家具を買う予定があるなら、家ができあがってからではなく、設計段階でそれを計画に組み込む必要があります。
家の引渡し前はやることがいっぱい!
今回紹介してきたように、家づくりではやることがたくさんあります。特に家の引き渡しが近づくと、さまざまな手続きが必要になります。「設計が済んで工事が始まったら、後は待つだけ」ではありません。
シエナホームデザインでは、新しいお家の設計やデザインはもちろん、これらの手続きも丁寧にサポートしています。どのような手続きや準備を、いつまでにしなければならないのか。引っ越しや家具の運び入れで何に気を付けなければならないのか。住宅ローンの審査をクリアするために、どんなことを意識すればいいのか。
このようなことを、トータルでサポートするのが、私たちのポリシーです。
家づくりでわからないことや不安なことがある方は、まずはお気軽にご相談ください。「どの会社で家を建てるかまだ決まっていない」「契約するかどうか迷っている会社がある」という方も大歓迎です。
なお、家づくり全体の流れはこちらの記事で解説しています。全体の流れを把握しておきたい方は、こちらの記事もぜひお読みください。
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