【教えて!シエナの家づくり】その79.どのレベルからが高気密住宅?

2024年02月04日
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家づくりは多くの人にとって、人生最大の買い物です。わからないことも多い中で、納得できる家づくりをするにはどうすればいいのか。どのハウスメーカー・工務店を信じればいいのかわからないという人がほとんどでしょう。そんな悩みを解決するために、シエナホームデザインの家づくりに関する「100の質問」に答えていきます。第79回の質問は「どのレベルからが高気密住宅?」です。

高気密を謳うハウスメーカーや工務店はたくさんありますが、どんな業者にも得意・不得意があります。同じ高気密を謳っていても、業者により気密性の高さに差があります。本当に気密性の高い家を建てるにはどうすればいいのか、どのような業者に家づくりを依頼すればいいのかを解説します。

一般的な高気密住宅の基準は、実は不十分

一般的に、C値が1.0以下の家が高気密住宅といわれています。C値とは「相当すき間面積」のことで、外部に接する部分のスキマの総面積を指します。たとえば30坪の家の場合、C値1.0だとスキマの総面積は10平方センチメートルほどです。

しかし、私たちはこの程度の気密性では不十分だと考えています。

漏気ゼロを目指すならC値は0.36以下


家の中と外の間で空気が移動することを「漏気」といいます。室内外の温度差や風の影響など、漏気の起こりやすさは環境により変わります。

この漏気をほぼゼロにするために必要なC値は0.36です。C値0.36以下であれば漏気がほとんど起こらず、高い気密性と断熱性を確保できます。

家づくりへのこだわりは「気密測定」をしているかどうかで見抜ける


住宅のC値がどの程度なのかを知るために必要なのが「気密測定」です。専用の機械で室内の空気を強制的に外に吐き出し、このときに生じる室内外の気圧差と風量を測定することで、C値を割り出します。気密測定には厳密な規定があり、専門の業者に依頼するケースが多いです。

この気密測定をしているかどうかで工務店やハウスメーカーの「家づくりへのこだわり」がわかると、私たちは考えています。数値をきちんと測定し、それを公開している会社の方が信頼できる、気密や断熱にこだわっているという考え方です。

C値0.36を達成するには、工夫と丁寧な施工が必要

C値0.36以下で漏気はほとんど起こらなくなりますが、これを達成するのは簡単ではありません。たとえば出窓やバルコニーなどがあると外壁に「凹凸」ができます。電気配線の位置や照明器具の選定も重要です。外壁側の凹凸や配線は、気密シートを施工するうえでマイナスになります。

このような工夫を施し家を設計したうえで、スキマを作らないこと、見つけ出して塞ぐことも大切です。

気密性を高めるには、家づくりに関する豊富な知識と経験、丁寧な施工と根気強いチェックが必要なのです。

シエナホームデザインは小さな工務店ですが、小規模だからこそ1軒1軒の家に時間と手間をかけられます。お客さまの要望や予算にもよりますが、C値0.36以下を目指して工夫と丁寧な施工、専門業者による気密測定を行っています。

私たちの家づくりに興味のある方は、ぜひ一度、モデルハウスまで遊びに来てください。モデルハウスのスキマ総面積は切手1枚分。スキマがほとんどないので、外気はもちろん室外の雑音もほとんど入ってきません。

夏は涼しく冬は暖かく、しかも雑音が入らない静かな空間を、ぜひ体感してみてください。

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