【教えて!シエナの家づくり】その74.家を長持ちさせるポイントは?
家づくりは多くの人にとって、人生最大の買い物です。わからないことも多い中で、納得できる家づくりをするにはどうすればいいのか。どのハウスメーカー・工務店を信じればいいのかわからないという人がほとんどでしょう。そんな悩みを解決するために、シエナホームデザインの家づくりに関する「100の質問」に答えていきます。第74回の質問は「家を長持ちさせるポイントは?」です。
家を長持ちさせたいなら「通気」と「防湿」にこだわるべし
家を長持ちさせるには家の造り方、完成した家での暮らし方に気をつけなければなりません。家の造り方では外壁内の「通気」と、室内の水蒸気が外壁内に入らないようにするための「防湿」が大切です。
外壁内部の湿気を逃がす「通気」
ここでいう通気とは、外壁内部に入った水蒸気をスムーズに外に出すことです。外壁内部にはどうしても水蒸気が入ります。屋外からはもちろん、室内からも外壁内に水蒸気が入っていってしまうのです。
外壁内に水蒸気が溜まる、家の中と外の温度差が一定以上になるなどの条件を満たすと、外壁内の水蒸気が水滴になる「壁内結露」が起こります。こうなると壁の内側の木が腐ったり、断熱材が湿って断熱性能が落ちてしまったりします。
これらを防ぐために、外壁の内側に入ってしまった水蒸気をスムーズに逃がす通気が必要なのです。
室内からの水蒸気を防ぐ「防湿」
ここでいう防湿とは、室内の水蒸気が外壁内に入らないよう防ぐことです。外壁内の防湿というと、屋外からの湿気を防ぐというイメージがあるかもしれません。屋外では雨や雪が降ることもありますし、室内の壁にはビニールクロスが張ってあり、これが水蒸気の浸入を防いでくれるように思えます。
しかし、ビニールクロスが張ってあっても水蒸気は壁の内側に入ってしまいます。ビニールは水(水滴)を通しませんが、顕微鏡で見ると細かい穴がたくさんあり、水蒸気は通してしまうのです。ビニールクロス(壁紙)の下地である石膏ボードも、もちろん水蒸気を通します。
北海道では、1990年頃に建てられた住宅で壁内結露が起こり、内側から木が腐って家が使い物にならなくなった事件が数多く報告されていました。当時は「室内から壁内に水蒸気が入っていく」ということが知られていませんでした。当然、室内からの防湿対策という概念もありません。
その教訓もあり、現在では室内側にも防湿層が必要という考え方が当たり前になりました。
暖房はエアコンがおすすめ
家の造り方だけでなく、完成した家での暮らし方にも気をつけましょう。
暮らし方で家を長持ちさせるポイントは、「湿気を発生させる暖房器具を使わないこと」です。具体的にはストーブやカートリッジ式の石油ファンヒーターなどです。これらの暖房器具は燃焼時にたくさんの水蒸気を発生させます。二酸化炭素もたくさん出て、空気も汚れてしまいます。
家を長持ちさせるためにも、健康に暮らすためにも、暖房は「エアコン」を使いましょう。エアコンなら空気が汚れることはなく、水蒸気も発生しません。
ただ、エアコンのフィルターやファンが汚れていると、そこから吐き出させる空気も汚れてしまいます。エアコンは定期的に清掃し、室内の空気をきれいに保ちましょう。
シエナは長く健康的に暮らせる家づくりをしています
シエナホームデザインでは長く、健康に暮らせる家を建てています。本記事で解説した通気や防湿はもちろん、室内の空気をきれいな状態に保つ工夫もたくさん取り入れています。シエナの家はエアコン1台で家中の暖房・冷房ができるので、エアコンの清掃も楽でしょう。
本当にエアコン1台で家中快適な室温にできるのか、通気や防湿、空気をきれいに保つためにどんな工夫をしているのか気になる方は、モデルハウスに遊びにきてみてください。どんな工夫をしているのか、実際のお家を見ながら説明させていただきます。
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