あたたかく、光あふれるLDK
シエナホームデザインでは、あたたかい家、光あふれる空間づくりを大切にしています。もちろん今回のモデルルームでも、素材のあたたかみ、採光の取り方、そして何より「常にきれいで快適な温度の空気」を重視しました。
LDKや廊下、個室などの床板はすべて、あたたかく柔らかな肌触りの「無垢の床」です。エアコンさえ入れておけば床はほんのりあたたかく、真冬でも裸足で過ごせます。
ダイニングには小上がりが隣接し、吹き抜けの天井からあたたかな陽光が差します。休日は畳に寝そべり、空模様を眺めながら、のんびりするのがオススメです。
ダイニングには、ウッドデッキへと続く大窓があります。暖かい日はウッドデッキに出て、アフターヌーンティーやちょっとしたバーベキューを楽しむのもありです。
家事動線を極めたキッチン
玄関からキッチンへ、キッチンからダイニング、そして2階へと、間取りは家事動線を考え抜いて作りました。
玄関ホールには大容量の靴棚があり、お客さん用と家族用、2つの廊下につながっています。
家族用の廊下はファミリークローク になっていて、鞄をそのまま棚に置いたり、濡れたコートをかけたりできます。
廊下を進むと脱衣場があります。雨や雪のひどい日には、濡れた服を洗濯機に放り込み、すぐにシャワーを浴びられます。ダイニングを雨水や泥で汚す心配はありません。
ちなみに、浴室の天井板は本物のヒノキです。足を伸ばせるバスタブでくつろぎながら、ヒノキの天井を見上げる風流なひと時が、この家では日常です。
浴室や廊下から、そのままキッチンに入れます。重い買い物袋はここでおろし、食品を冷蔵庫にすぐ片付けられます。これは、ダイニングを買い物袋や小物で散らかさないための工夫です。
キッチンカウンターの隣にダイニングテーブルを置けば、出来立て料理はすぐに食卓に並べられますし、食後の後片付けも楽チンです。
脱衣場、キッチン、階段を一筆書きに配置したのも、家事動線を考えてのことです。脱衣場で洗濯物をまとめ、キッチンカウンターを通り、物干し場のある2階へと上る。些細なことですが、シエナではこのような「スムーズな家事動線」を大切にしています。
便利さをコンパクトにまとめた2階
それでは、次は2階を見ていきましょう。
2階に上がるとまず目に入るのは、造り付けの飾り棚です。このようにインテリアを飾ってもよし、本棚や小物置きとして活用してもよしです。飾り棚の奥には物干しスペースがあり、目隠しとしても機能します。
2階廊下には大きめの作業台も造り付けました。乾いた洗濯物を畳む作業台、子供たちの勉強机など、使い道は自由です。1階と2階は吹き抜けでつながっているので、家族の気配を感じながら作業や勉強に取り組めます。このくらいの程よい緊張感のあった方が、子どもたちも勉強に集中できるかもしれませんね。
子ども部屋には出入り口を2つ作り、左右対称の間取りにしました。子どもたちが幼い頃は1つの部屋として、成長したらプチリフォームで間仕切りを作り、それぞれの個室としつの部屋として使えます。子どもたちが独立した後は、夫婦の個室として使うのもいいでしょう。
このように、ライフステージの変化に家を合わせるのがシエナ流。限られたスペースを無駄にせず、常に有効活用します。
人間は広い空間よりも、狭い空間の方が落ち着くようになっています。もともと自然の中で暮らしていた人間は、周りに遮るものがない広い場所だと「外敵に襲われるかもしれない」と、本能的に不安になるからです。
それを踏まえ、寝室はコンパクトに仕上げました。余った空間はウォークインクロークとして有効活用。起きてすぐ、その日着る服を選べます。灯りも間接照明を採用し、リラックスできる空間づくりを徹底しました。
性能へのこだわり
シエナホームデザインは、「ストレスフリーな家づくり」を大切にしています。ストレスフリーな家とは、暑さ・寒さや高い光熱費などのストレスのない家。少ないエネルギーで快適な住環境を維持できる家です。このお家にも、そのための仕組みを詰め込みました。
断熱性・気密性へのこだわり
ストレスフリーな家づくりで最も大切なのは、気密性と断熱性です。この2つがそろっていないと、エアコンであたためた(冷やした)空気が外に逃げていきます。気密性と断熱性を高めれば空調効率が良くなり、少ないお金で快適な暮らしができるのです。
完成後気密測定を行いました。結果は 0.087c㎡/㎡
家じゅう全ての隙間を合わせても切手1枚分ほどでした。これは通常の何倍もの手間をかけて作った結果です。
実際、シエナの家では6畳用エアコン1台で、家中の冷暖房ができます。外が2でも室内はすべて21℃~23℃に維持できます。施工費は多少上がりますが、長い目で見れば十分回収できるのです。
快適な空間を省エネで作る、3つの工夫
シエナの家には、気密性と断熱性のほかにも、快適な空間を少しのお金で維持するための工夫が詰まっています。
各部屋と浴室の天井部分には開口を作り、お風呂で発生する「湯気」を、快適な空間づくりに活かしています。快適で健康的な生活を送るには、湿度50%前後を保つのがベストです。湯気を浴室に閉じ込めるのではなく、天井の開口を通して家中に行き渡らせることで、ちょうどいい湿度を保ちます。
脱衣室のエアコンには「エコラクル」という加湿装置を取り付けました。エコラクルは水道とつながり、自動で水が供給されます。人の手で給水する必要はなく、家中を常に快適な温度と湿度に保ちます。
この大きな機械は「エコキュート」のタンクです。普通は外に置くタンクを、スペースをとってまで室内に置いているのには2つ理由があります。
1つ目は「タンクからの放熱を有効活用するため」です。タンク内には90℃近い温度のお湯が入っており、タンク表面の温度は室温よりわずかに高いです。タンクからの放熱を暖房に活かすために、あえて室内に置いています。
2つ目は「タンクからの放熱を防ぐため」です。タンクは断熱仕様ではありますが、真冬の寒空の下に置けば、放熱は免れません。あたたかい室内にタンクを置くことで、タンク内のお湯が冷めるのを防ぎます。実は家庭で消費する全エネルギーの約30%はエコキュートの稼働によるものです。室内設置することでその消費を1/2に削減することができます。
きれいな空気を保つ「熱交換型換気システム」
室内の空気をきれいな状態に保つ秘密が、「熱交換型換気システム」です。空気よりも重い二酸化炭素やハウスダストは天井から床へと、少しずつ沈んでいきます。この「汚れた空気」を効率よく排気するために、シエナの家では排気口を床に設置しています。
室内の汚れた空気は排気管を通り屋外へ、屋外の新鮮な空気は吸気管を通り室内へと運ばれていきます。この2つの管にはそれぞれ「室温に近い空気」と「外気温に近い空気」が流れており、これらを隣り合わせることで「熱交換」します。
そして地中熱も取り入れながら新鮮な空気を「排気管の熱」でさらにあたためてから取り入れることで、空調効率を落とさずに済むのです。
外気2℃の場合でも室内には18℃程度になって入ってきます。ですから室温も下がることなく、エアコンの稼働率も下がって省エネルギー効果を生むのです。
以上のようなことからこのモデルハウスの光熱費(水道除く)は一般の住宅の約半分となっています。
北陸地方の平均光熱費平均が1か月約2万円(総務省「家計調査2020」)ですので、約1万円で賄える計算です。
CONTACT
資料請求・見学予約受付中