【教えて!シエナの家づくり】その44.耐震・耐風性能アップにかかるコストは?
家づくりは多くの人にとって、人生最大の買い物です。わからないことも多い中で、納得できる家づくりをするにはどうすればいいのか。どのハウスメーカー・工務店を信じればいいのかわからないという人がほとんどでしょう。そんな悩みを解決するために、シエナホームデザインの家づくりに関する「100の質問」に答えていきます。第44回の質問は「耐震・耐風性能アップにかかるコストは?」です。
耐震・耐風性能を高める方法は?
災害大国といわれる日本において、耐震・耐風性能は大切です。家づくりにかかるコストが高くなっても、これらの性能を重視したい人は多いでしょう。地震や台風で家に大きなダメージがかかると、補修や建て直しなどで莫大なお金がかかってしまいます。 耐震・耐風性能を高めるためには、例えば次のようなことができます。
【耐震・耐風性能を高める方法一例】
- 構造材の断面を増やす
- 構造用面材(パネル)を使う
- 制震ダンパーを使う
- 許容応力度計算をする など
許容応力度計算なしで耐震・耐風性能を高める
耐震・耐風性能を高めるほど、家づくりにかかるコストも上がります。ただ、コストを抑えて丈夫な家を建てることはできます。 これは壁のバランスと構造用面材の使用です。経済設計と言いますが、家のデザインと構造バランスの両立をすることです。 この場合、全体の工事費の5~10%ほどのコストアップで済むでしょう。
許容応力度計算ありで耐震・耐風性能を高める
とはいえ、長く安心して暮らせる家を建てたい方には、許容応力度計算をしたうえでの家づくりもおすすめです。この計算をすることで、基礎から建物まで、全体がより丈夫なお家を建てられるでしょう。 最近は許容応力度計算の認知度も上がっているようで、計算をする家庭も増えているようです。計算なしでも丈夫な家は建てられますが、「許容応力度計算をし、それを根拠に家を建てた」という気持ち的な安心感も得られます。 この場合、全体の工事費の20~30%ほどのコストアップになるでしょう。
制震ダンパーにかかるコスト
制震ダンパーは、地震が起きたときに建物にかかる負荷を弱めるための設備です。これも地震対策には有効な設備で、比較的安価で耐震性能を高められます。 どのメーカーのものを使うか、どんな家を建てるかによって必要な個数や価格は変わりますが、何百万円もするようなものではありません。ざっくりとしたイメージではありますが、50万~60万円ほどの金額で収まるでしょう。
耐震・耐風性能は、命と財産を守るための備え
耐震・耐風性能を高める方法はたくさんあります。許容応力度計算をすれば、「この家は、このくらいの負荷にまで耐えられる」という裏付けのもとで、気持ち的にも安心して暮らせるでしょう。制震ダンパーはコストを抑えて耐震性アップができる、おすすめの設備です。 耐震・耐風性能をしっかり確保しておけば、いざというときの安心感が違います。 「地震や台風で家が崩れて圧しつぶされる」という心配はあまりありませんが、これらの災害により、補修や建て直しが必要になることはあります。耐震・耐風性能は命にかかわる話でもあり、経済的な安心感にもつながるでしょう。 ただ、このような話は複雑で、一般の方には少しわかりづらいかもしれません。どんな家を建てるのかによっても、取り入れるべき対策は変わってきます。 家づくりを考える中で、どのくらいの強度が必要なのか、コストパフォーマンスの高い対策はないのかといったことがわからない方は、シエナホームデザインまでお気軽にお問い合わせください。難しい言葉はなるべく使わず、わかりやすい話し方で、疑問にお答えしています。
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