【教えて!シエナの家づくり】その32.木工事の内容とコストは?
家づくりは多くの人にとって、人生最大の買い物です。わからないことも多い中で、納得できる家づくりをするにはどうすればいいのか。どのハウスメーカー・工務店を信じればいいのかわからないという人がほとんどでしょう。そんな悩みを解決するために、シエナホームデザインの家づくりに関する「100の質問」に答えていきます。第32回の質問は「木工事の内容とコストは?」です。
そもそも木工事とは?
木工事とは、木を使うすべての工事を指す言葉です。木製の扉や造作家具を作るのも木工事ですが、木造住宅では柱や梁などの「構造部分」も木材で作るため、特に構造部分の工事に対して木工事と呼ぶこともあります。具体的には、次のようなものが木工事です。
【木工事の例】
- 木造住宅の柱や梁、土台を作る工事
- 木造住宅で壁や天井の下地を作る工事
- 木製の扉や間仕切りといった「建具」を作る工事 など
木工事にかかるコストは?
木工事にかかるコストは、昔に比べてずいぶんと安くなりました。それは、「プレカット」と呼ばれる技術のおかげです。 プレカットとは、住宅ごとにどんな木材が必要なのかをコンピュータで解析し、それに基づいて木材を作ることです。データを取り、どんな木材が必要なのかわかった後は、「プレカット工場」で木をその形に製材します。プレカット工場で作られた木材は現場に持って行き、組み立てるだけで使えます。 プレカットのなかった時代は木材を組み合わせるとき、例えば柱と梁を組むときは、大工さんが寸法を測って、手作業で木材を作っていました。ノミやのこぎり、かなづちで木材を作ってから、現場で柱や梁を組んでいたのです。これには手間もかかりますし、「長年の勘」のようなものも大切です。 このような工程をコンピュータで自動化し、製材も機械化することで、木工事にかかる手間は軽くなりました。手間がかからなくなれば時間もかからなくなり、つまりコスト(人件費)もカットできるのです。
木工事のコストが高くなるケース
https://www.youtube.com/watch?v=PTzbkCYkXaE 柱や梁を作る木工事は、木造住宅において、決しておざなりにできないものです。ある程度のコストがかかるのは仕方ありませんし、コストをかけた分、丈夫で安心して暮らせる家、こだわりの詰まった見た目にも楽しい家ができあがります。 ただ、構造部分を作ったり、必要な強度を確保したりするだけが木工事ではありません。扉や間仕切りなどの「建具」をオーダーメイドのものにしたり、柱や梁を見せるデザインにしたりすれば、その分コストもかさみます。
【木工事のコストが高くなるケースの例】
- オーダーメイドの建具を作る場合
- 特殊な扉や間取りを作る場合
- 凝ったデザインの「見せる柱・梁」を作る場合 など
ただ、このようなこだわりを詰め込んだ家には、その分愛着も湧くでしょう。家族や工務店とよく話し合い、こだわりとコストのバランスを取ることで、コストパフォーマンスの優れた家、費用的にも暮らし心地的にも満足できる家が建つのです。
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