【教えて!シエナの家づくり】その28.買取価格が安くても、太陽光パネルはつけるべき?

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2022年02月28日
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家づくりは多くの人にとって、人生最大の買い物です。わからないことも多い中で、納得できる家づくりをするにはどうすればいいのか。どのハウスメーカー・工務店を信じればいいのかわからないという人がほとんどでしょう。そんな悩みを解決するために、シエナホームデザインの家づくりに関する「100の質問」に答えていきます。第28回の質問は「電気の買取価格が安くても、太陽光パネルはつけるべき?」です。

電気の買い取り価格も安くなったが…?

太陽光発電というと、「電気を作って売るためのもの」とイメージするかもしれません。この「電気を売ったときにもらえるお金」は以前よりも安くなりましたが、太陽光パネルの設置費用も低くなりました。電気の買取価格と太陽光パネルの設置費用の「バランス」は、実はそこまで変わっていません。

太陽光発電は「電気を売る」よりも、「自給自足」のために使おう

太陽光発電により作った電気の買取価格は、以前に比べてかなり安くなりました。買取価格は今後も低くなっていくでしょうし、買い取りそのものがなくなるときも、いつか来るかもしれません。

しかし、それでも太陽光発電はおすすめです。太陽光発電で作った電気は、自宅で使えるからです。電気の買取価格が低いなら、電気を自給自足して、「電気使用料」を節約すればいいのです。

買取単価が電気使用料の単価を下回っているなら、電気を売るよりも、電気を自給自足して電気代を節約する方がお得になります。

太陽光パネルはメンテナンスフリー!

太陽光発電の設備には、17年の「法定耐用年数」が定められています。しかし、太陽光パネルの実際の寿命はもっと長く、「30~40年くらいは使えるだろう」といわれているものも多いです。法定耐用年数を気にしなければならないのは「事業者」であり、一般家庭ではそこまで気にしなくて構いません。

使っている間のメンテナンスもほとんどいらないため、メンテナンス費用を特に気にすることもなく、ただ電気代(電気の使用量)を抑えられると思っていいでしょう。

「パワーコンディショナー」と呼ばれる、「作った電気を使えるようにするための機械」は数十年に一度くらいの修理・交換が必要ですが、それでも十分長く使えます。

電気料金は年々高くなっている

電気代は「基本料金+ 使った量 × 1kWhあたりの単価 = 電気料金」の計算式で決まりますが、基本料金や1kWhあたりの単価は年々高くなり続けています。

また、電気代には「再エネ賦課金」という項目が含まれています。これは「太陽光発電を含む、再生可能エネルギーを買い取るための費用」であり、簡単にいうと「太陽光発電をしている人に払うためのお金を、電気を使う人みんなで分割して負担しよう」というものです。

再エネ賦課金のことを考えれば、「太陽光発電をしていない人は、再エネ賦課金分の損をしている」とも考えられます。

太陽光発電をしている人にも再エネ賦課金は請求されるため、実際に損をしているわけではありませんが、いずれにしても電気代は年々高くなっていきます。

高い電気を買うよりも、自宅で作って使った方がお得です。これが、シエナホームデザインが太陽光発電をおすすめする理由です。

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