【教えて!シエナの家づくり】その26.暖房器具はどれがおすすめ?

2022年02月10日
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家づくりは多くの人にとって、人生最大の買い物です。わからないことも多い中で、納得できる家づくりをするにはどうすればいいのか。どのハウスメーカー・工務店を信じればいいのかわからないという人がほとんどでしょう。そんな悩みを解決するために、シエナホームデザインの家づくりに関する「100の質問」に答えていきます。第26回の質問は「暖房器具はどれがおすすめ?」です。

暖房器具の種類

冷房はエアコン一択ですが、暖房器具にはさまざまな種類があります。ただ、エアコン以外の暖房器具にはデメリットが多く、正直、あまりおすすめできません。

【暖房器具の種類と、おすすめできない理由】

ガスストーブ:二酸化炭素の排出量が多く、空気が汚れる

灯油ストーブ:二酸化炭素の排出量が多く、灯油を買いに行く手間もかかる

電気ストーブ:エネルギー効率が悪く、エアコンより多くの電気代がかかる

暖房器具はエアコンがおすすめ!

暖房器具はエアコンがおすすめです。正直、シエナホームデザインでは「冷房も暖房もエアコン一択」と考えています。それは、エアコンはエネルギー効率が高く、最も省エネで快適な室温を保てるからです。 エネルギー効率を示す「APF(Annual Performance Factor)」というJISの定めた指標があり、これは「一定の条件化でその暖房器具を運転させた場合の、電気1kwhあたりの冷暖房能力」を示すものです。エアコンはこのAPFが非常に高く、例えば電気ストーブや電気カーペットの5~7倍もの数値を示します。 つまり、エアコンは電気ストーブや電気カーペットに比べると、5分の1から7分の1ほどの電力で同じあたたかさを得られるのです。 もちろん、ガスストーブや灯油ストーブと異なり、空気も汚れません。お部屋の二酸化炭素濃度が高くなると、私たちの頭の働きは鈍くなります。ガスストーブや灯油ストーブだと、換気のためにこまめに窓を開けることとなり、せっかくあたためた空気も逃げていってしまいます。

一般家庭なら「6畳用エアコン」で十分

エアコンにもさまざまな種類がありますが、一般家庭は「6畳用エアコン」で十分です。お部屋が大きいからといって、大きなエアコンを使う必要はありません。例えば8畳のお部屋には8畳用エアコンを使いたくなりますが、6畳用で十分です。 エアコンの「〇畳用」というのは、昭和に作られた基準です。昭和の家は今の家と違い、スキマがたくさんあり、家中のいたるところからあたたかい空気が逃げていく家でした。だから、大きい部屋には大きなエアコンが必要だったのです。 しかし、今の家は気密性も断熱性も、昭和の家とは比べ物にならないほど高いです。8畳や10畳のような大きなお部屋、LDKのようなひとつながりの空間でも、6畳用エアコンで十分にあたたかくなります。 大きなエアコンも小さなエアコンも、耐用年数はほとんど変わらないにもかかわらず、価格はかなり違います。定期的に買い換えることを考えると、最も安価な6畳用エアコンが一番お得です。

エアコン+床暖房ってどうなの?

寒冷地に家を建てる場合、「床暖房を入れようかな?」と考える人もいるでしょう。床暖房があれば、たしかに足元があたたかく、快適に暮らせます。しかし、施工費や電気代などのコストを考えると、床暖房はあまりおすすめできません。 床暖房のエネルギー効率は、あまり高くありません。当然、電気代もたくさんかかります。それなら「家の性能」を高めて、「エアコンだけで十分あたたかい家」を建てた方がお得です。 例えば家の気密性や断熱性を高めれば、あたたかい空気が室内に留まりやすくなり、足元が冷えることもなくなるでしょう。保温性の高い「無垢の床」を使うだけでも、足元の冷えはかなり改善されます。 もちろん、断熱性や気密性が高まれば、ただでさえ高いエアコンのエネルギー効率がさらに高くなります。床暖房にかかるはずだった電気代が浮くのはもちろん、エアコンにかかる電気代もより少なくなるでしょう。

シエナの家は、6畳用エアコンで全館暖房

https://www.youtube.com/watch?v=t3aCcGqD-RY&t 気密性や断熱性の「グレード」にもよりますが、シエナホームデザインの家は、6畳用エアコンで全館暖房できます。実際、シエナではモデルハウスを建てるたびに、エアコンを一日中点けっぱなしの状態にして「テスト」をしています。エアコンを点けたままにして各部屋の室温や、使用電気量を測るテストです。 12月~2月の真冬でも、エアコン1台で家中の室温がほぼ一定に保たれていますし、消費電力量もそう多くありません。気密性や断熱性は家ごとに異なるため、ハッキリとした数値は出せませんが、電気代は一般的な住宅よりもずっと少なくなるでしょう。

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