【明かりのヒミツ】中庭で、光と影を美しく調和させる
シリーズでお伝えしてきた「明かりのヒミツ」。ひとまず、今回が最終回です。
紹介するのは、中庭をより美しく引き立たせるための照明術。光と影の美しいバランスをつくるのは少し難しいですが、わかりやすくコツをお伝えするのでご安心ください。
シエナホームデザイン編集部イチオシの、幻想的な光のエクステリアを、とくとご覧あれ。
中庭にうまれる、侘び寂びの雰囲気
前回、紹介した「スポットライトを使った光のエクステリア」は、いかがでしたでしょうか。まだ見ていないという方は、こちらからぜひご覧になってください。
今回は、さらに上級者向けの「屋外間接照明」に挑戦してみます。
まずは、こちらの画像をご覧ください。
いかがですか?
夜の暗闇の中で、中庭の植木が美しく照らし出されています。光と影のバランスが絶妙で、どこか侘び寂びを感じる佇まいでしょう。
静かな夜、こんな美しい景色を見ながら、ゆっくりと流れる時間を楽しむ…
まさに、最高の贅沢です。
屋外と室内で、明かりのバランスを取る
では、「屋外間接照明」の上手な使い方を、解説していきましょう。
上級者向けの照明術ではあるものの、コツさえつかめば、そう難しくありません。
まず、壁の色は「白系」がベストです。白は光をよく反射し、植木を美しく照らしてくれます。
もちろん、壁の色が白系でなくとも、屋外間接照明にはチャレンジできます。
屋外に設置する照明器具は、直接見えないように、設置しましょう。
照明が直接見えてしまうと、強い明かりが目に入り、絶妙な光と影のバランスが崩れてしまいます。
屋外だけでなく、室内の明かりにも気を遣わなければなりません。
室内が明るいと、窓に光が反射して、外の景色が見えなくなってしまいます。だからといって、リビングや寝室の照明を取り替える必要はありません。「調光器具」といって、既存の照明に取り付けることで、明かりの強さを調整できるようになる器具があります。
ほかにも、普段使っている明かりを消して、小さなランプに光を灯してみるのも素敵です。
室内と屋外の「光のバランス」がちょうど良くなると、美しく透き通った窓から、幻想的な中庭の様子が伺えます。
後は、何もせずもの思いにふけるも良し、読書や会話を楽しむも良しです。
夜は少しだけ、明かりを弱くしてみませんか?
シリーズでお伝えしてきた「明かりのヒミツ」。ひとまず、今回で最終回となります。あらためて、ご覧いただきありがとうございました。
私たちには、家づくりにおける「照明選び」に、強い思い入れがあるように感じます。もちろん、ほかの部分もこだわり抜いて家づくりをしているのですが…
照明というのは、暗闇をただ照らすだけのものでは、ないと思います。
「影」が少し残るよう、照明をあえて暗くしてみると、いつもより心が落ち着くでしょう。
私の家に中庭はありませんが、夜は明かりを少し弱めて、一日の疲れをゆっくり癒す時間をつくっています。
みなさまも、時間に余裕のあるときに、ぜひお試しください。寝つきも良くなるので、おすすめですよ。
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